旅とたばこ(1)~禁煙してから1年~旅人の心得

喫煙者にはどんどん厳しくなってきている。筆者は喫煙者だが、いろんな制限がいやで、禁煙者になって一年ほど過ぎた。

旅とたばこ…そう、喫煙者は実に切っても切れないんだ。出発前にライターの仕込みや燃料ないかと確認、免税空港で買うなど、荷物の一部として考える。

行き先の国が厳しい制限がある国だと、心配になり、気が気じゃない。

特に心配したことある国、また実際になにかを言われた国はオージーなんだよね。

オージーは1人4パックまで持ち込み、封を切ったものは1つまでしか持参できない。

つまりは、開封済みのやつは一本さえ吸っていれば、4.9個持込める。吸わない友人いたら、持ってもらえれば、掛ける友人の数がイコール持込める数量。

荷物手荷物すべてにX線通すので、呼ばれるわ、聞かれるわで厳しい。中にはワンカートン買って吸っている人もいるけど、運良くバレれずに、通関を通ったのは少数である。バレたら責められ、悪質も見なされ、罰金も課せられる。

旅先でのたばこはほんと心身快適〜〜

そう、これは喫煙者にしかわからない思い。美しい景色に、まったりとタバコをふかす〜

たばこは身体には悪いと思うんだけど、なんていうか、南国のリゾートなゆるい雰囲気の中、煙をもくもくと吐き出す。極楽なんだよね…。

お気に入りはホテルのバルコニーで海を見てゆらゆらと一服すること。またはハワイのビーチで海を見ながらゆらゆらと〜。

筆者的にはたばこを吸うということは、時間に追われずに、こちらのペースで吸う、そして、吸うてから行動、またはその吸うingとなにかを同時進行でやるのである。

どさくさと何口か吸って慌てふためくのはほんと勘弁。特にフライト中の乗り継ぎのための喫煙所探しなど、車待ちで、時間読めない中で急いでの一服など、緊張してたまらない、それでも吸うて起きたい、でもたばこがもったいないなど、いつもそれらと戦っていた。

フライト中で、これまで優しいと感じた空港がある。

ダントツの一位で日本。ちゃんと喫煙所もあって、吸う場所まで用意してくれてる。少し遠いところやサテライトの端になることもあるけど、あるだけでありがたい。

台湾とバンコク。空港内の途中に喫煙所の用意がある。台湾は出国してからの長い通路側のところにある。バンコクは搭乗前までに隣の小部屋でもくもくニコチン補充できる。

香港。嫌い。意地悪。基本はなし。隠れたところにあって、喫煙所だとわからない。搭乗口前の売店のロータリーの端側の通用口にひっそりとある。匂い辿りつく喫煙者たち…さすがの鼻レーダーである。吸いたい欲求が体をそう向かわせたのだ。

血眼で探す…まさにその形容がぴったり!

飛行機から降りるとまずは血眼で喫煙所を探るのだ!なんていうか、これまでの経験上、通関前で喫煙所を設けている国、喫煙所は少ない!というほぼない…!

インドネシア、ベトナム。厳しい、辛い。喫煙所なんてない。あるとしたらお店の中で吸ってください。ドリンク一杯買ってねって感じ。トイレで吸わせてあげるから、掃除の人にチップあげるとか、そういう目に遭った友人もいる。とにかくセコい国なんで、降機してから、目先がたばこやニコチンしかなく、思考力が弱い喫煙者に対してのやり方が嫌い。

基本、乗り継ぎなど、散々遥々と飛んできたので、陸に着いてからは制限された空間からやっと自由にと解放されるので、すぐにでも吸いたい一服したいと思うのは必然的で、我慢なんてできない。

空港内では目と脳がニコチン吸える場所を全身で感じて探しまくる。これは非喫煙者は理解が難しいと思う。煙にも敏感になるし、少しの風向きでたばこの煙を運んでくるとピンっとすぐにわかる。

昔の航空機、1990年代頃までは喫煙席と禁煙席があった。禁煙席は割と前の方にあって、喫煙席は後ろの方で、カーテン一枚だけで仕切りしてある。筆者は子供で、親がスパスパとやっていた。でもとにかく煙たくて臭いので、息苦しくなる。

いまでも古い機種には席に喫煙ボックスご肘掛に埋めてあるのはその名残ね。

CAさんは可哀想だなと思う、服にもつくし、健康によくないし、あの頃はそんなに厳しくなくって、みんな喫煙は当たり前でその人の嗜好のような感覚でいたと思う。

それにカーテン一枚で仕切るのだって、喫煙者でなくなったいまだからわかるんだけど、臭いがすごく服について臭いんだよね。なかなか消えてくれない。

決められた空間の中で、自由に吸っていける環境があったらいいなって思う。

もう筆者は吸わないけど、旅先で吸ってる人を見ると、やはり脳は記憶屋だから、以前の旅の一瞬一瞬の光景が蘇る…。それに喫煙所を意味もなく目をやったり探してあげたりする…。(°▽°)

いつまでも健康的で長く旅をしましょう〜!

>>後編:旅とたばこ(2)〜禁煙から1.5年〜その思い

【LifeIsTravels.com専属ライター Shin

本サイトのトラベルライターです。東南アジアやリゾート地が大好きで世界を飛び回る商社マン。忙しい日々に暇を見つけては旅に出ています。多感な乙女座男子で、旅の現地のモノ、コトを中心に発信していきます。よろしくお願いします。

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