足摺岬は四国の高知県の最南端に位置し、荒ぶる波と奇岩が多い岬として有名。高知龍馬空港から車で約2時間強。交通手段は車または観光バス巡りがメインで、今回はレンタカーを利用して訪ねてみた。訪問時期はコロナが一段落ち着いた(2020年)8月頃。
■足摺岬の由来
足摺っていうのは足で地駄場を踏むという、悔しがる、ガッカリの感情を表現する行為。名称の由来は色々あるが、昔はこの岬でたくさん感情を表現するシーンがあったんだろうかね。
■展望台
灯台の隣にあって、灯台と太平洋をセットでパノラマに眺める好位置。四国最南端のこともあって、太平洋を一望でき、地球はまん丸になってるんだなと再感動したよ。
太平洋はすごいなって感心してしまう。
遠浅の波がない海も有れば、白波と怒涛の音を立て、荒ぶるような黒い海もある。母なる海は無常なる変幻の顔を持っている。
■足摺岬の灯台
少し古めな白い灯台。登ることはできないが、灯台直下を一回りできる。
■弘法大師の七不思議
灯台ビロウ沿いの歩道には弘法大師にまつわる七不思議が解説付きで置かれている。
大師が爪で引っ掻いて書いた経文やコロンコロンと地下に落ちる地獄の穴、亀呼び場など。解説を読みながら想像力を働かせると楽しいよ(╹◡╹)
でも実は7つではなく、少し遠く離れた所にも数個存在しているそう。余裕があったら巡ってみてね。
■金剛福寺〜第38番札所
足摺岬まで来たらすぐ隣の金剛福寺も必ず見ておきたい。足摺岬とのゆかりがあるこのお寺のご本尊は千手観音様。境内にある観音像は圧巻。弘法大師像もあるので、必ず見ておくと良い。
ちなみに遍路区間(37番〜38番)がもっとも長いことでも知られている。山道のせいもあるけど、ドライブでも結構運転したなって思う。
■感想
足摺岬のダイナミックな海岸に圧倒された。静かな海もあればここのように太平洋に面してて、強風に荒波の海もある。
お遍路さんの札所は此処が四国の一番の難所。今では多少プチ遍路とかもできるようになったけど、お遍路さんはこの道のりをずっと歩いて踏破したんだから感心してしまう。途中にお遍路さんを見かけるのも四国ならでは。
此処は普段ではなかなか来れない場所だから、沿道に高知県の桂浜とかの観光地と抱き合わせで巡るのが良いなと思う。
【LifeIsTravels.com専属ライター Shin】
本サイトのトラベルライターです。東南アジアやリゾート地が大好きで世界を飛び回る商社マン。忙しい日々に暇を見つけては旅に出ています。多感な乙女座男子で、旅の現地のモノ、コトを中心に発信していきます。よろしくお願いします。