初めに
セーシェル(セイシェル)は、欧米セレブ達に大人気のリゾート地です。アフリカ大陸から1300kmほど離れ、モルディブ諸島とのほぼ中間のインド洋に浮かぶ115の島々からなる熱帯の島嶼国で、別名「インド洋の真珠」と呼ばれています。手つかずの自然と、息を呑むほど美しい海が魅力のアイランドリゾートで、かつてイギリスのウィリアム王子とキャサリン妃もハネムーンに訪れたという、ヨーロッパ
前回の記事では、セーシェルへの行き方について調査してみました。筆者は、最終的にスリランカ航空で行くことにしましたが、今回はその実践編となり、実際に乗ってみた感想について搭乗記としてリポートします。
- 旅プラン編~セーシェルへの行き方
- 移動編~スリランカ航空&エアセーシェルで行くセーシェル癒し旅(本記事)
- 現地調査編~ココ・デ・メール 双子ヤシの実
- 現地調査編~地球上で最高齢のセーシェルのゾウガメ
- 現地調査編~絶景ビーチ巡り
- 旅感想まとめ~松田聖子の「セイシェルの夕陽」
- 番外編~スリランカ宝石の国〜コロンボ空港で宝石買うの巻
搭乗便のフライトログ
往路:東京・成田 → スリランカ・コロンボ乗り継ぎ → セーシェル・マヘ島
- 航空会社: スリランカ航空(UL)
- 便名: UL455 (2019/7/25から便名がUL461に変更され、モルディブ経由となる)
- 区間: 東京・成田(NRT) T2 → スリランカ・コロンボ(CMB)
- 予定時刻: 11:20 → 17:10
- 実際時刻: 11:35 / 12:05 → 16:59 / 17:04
- 使用機材: Airbus 330-300 (機材記号4R-ALL、搭乗時機材寿命3.6年)
- 航空会社: スリランカ航空(UL)
- 便名: UL707
- 区間: スリランカ・コロンボ(CMB) → セーシェル・マヘ島(SEZ) TI
- 予定時刻: 2:05 → 4:35
- 実際時刻: 1:54 / 2:05 → 4:12 / 4:18
- 使用機材: Airbus 320-200 (機材記号4R-ABO、搭乗時機材寿命7.6年)
島間航路:セーシェル・マヘ島 → セーシェル・プラスリン島(Praslin)
- 航空会社: エアセーシェル(HM)
- 便名: HM3370
- 区間: セーシェル・マヘ島 (SEZ) TD → セーシェル・プラスリン島(PRI)
- 予定時刻: 7:00 → 7:20
- 実際時刻: 7:02 / 7:04 → 7:16 / 7:18
- 使用機材: DHC Twin Otter 400 (機材記号S7-BRD)
島間航路:セーシェル・プラスリン島(Praslin) → セーシェル・マヘ島
- 航空会社: エアセーシェル(HM)
- 便名: HM3091
- 区間: セーシェル・プラスリン島(PRI) → セーシェル・マヘ島 (SEZ) TD
- 予定時刻: 9:10 → 9:30
- 実際時刻: 9:14 / 9:16 → 9:26 / 9:32
- 使用機材: DHC Twin Otter 400 (機材記号S7-FAR)
復路:セーシェル・マヘ島 → スリランカ・コロンボ → 東京・成田
- 航空会社: スリランカ航空(UL)
- 便名: UL708
- 区間: セーシェル・マヘ島(SEZ) TI → スリランカ・コロンボ(CMB)
- 予定時刻: 5:35 → 11:20
- 実際時刻: 5:18 / 5:26 → 10:55 / 10:58
- 使用機材: Airbus 320-200 (機材記号4R-ABN、搭乗時機材寿命7.8年)
- 航空会社: スリランカ航空(UL)
- 便名: UL454 (2019/7/25から便名がUL460に変更される)
- 区間: スリランカ・コロンボ(CMB) → 東京・成田(NRT) T2
- 予定時刻: 19:15 → 7:35
- 実際時刻: 19:12 / 19:22 → 7:41 / 7:48
- 使用機材: Airbus 330-300 (機材記号4R-ALN、搭乗時機材寿命1.0年)
乗ってみた感想
前文で分析した通り、セーシェルへのアクセス方法、選べる航空便はかなり限られており、最も手ごろな価格との理由でスリランカ航空をチョイスしました。移動距離が最も短いにもかかわらず、乗継時間が7~8時間も出てしまうため、結局片道で20時間以上の大移動となり、体が結構疲れました。しかも、4便のうち3便が深夜便のため、体への負担が大きいです。体力に自信がない方には、セーシェルへ行くにはエミレーツ航空の方が良いかもしれません。
フライト自体は可もなく不可もなしでした。機材条件や、サービス、機内エンターテインメントなど、いずれも中レベルでした。
エコノミークラスしかわかりませんが、座席間隔は32~33インチもあるため、足元は広々で、JALとANAに負けませんでした。
機内エンターテインメントは最新システムを採用しているため、リアルタイムでニュース閲覧ができ、機外カメラからも景色も望めます。こちらの点は日系JAL, ANAよりも優れています。また、日本語映画が多数あるため、機内で退屈になることはないでしょう。
特筆すべき良い点は、機内食です。期待していませんでしたが、意外と美味しかったです。味付けがちょっと濃いめですが、人間が上空での味覚が鈍くなる中でちょうどよかったと思います。また、スリランカ名物のセイロンティーが飲み放題で、上品な香りがしてめちゃくちゃ美味でした。このセイロンティーは、個人的にはスリランカ航空を搭乗する際の一押しです!
CAのサービスは可も不可もなしでした。淡々と業務をこなしている感じでした。同じく東南アジアであるシンガポール航空やタイ国際航空、ガルーダインドネシアに比べ、笑顔はほとんどありませんでした。サービス精神がないというか、中国系エアラインと同じ感じでした。
スリランカ航空はワンワールド加盟メンバーのため、JALのマイレージはしっかりと貯まります。また、JALの特典航空券も使えます。
総合的には、スリランカ航空は乗ってよかったとの感触です。筆者にとっては、中の上レベルです。2019年7月末から日本人に大人気なリゾート地・モルディブへの直行便ができましたので、こちらの便に搭乗するのは大変お勧めです。その際は、ぜひ本文を皆さんのご参考になれば幸いです。
番外編・エアセーシェルのミニプロペラ機
セーシェル国内の島内移動の際は、大変貴重な搭乗体験ができました。なかなか乗る機会がないDHC Twin Otter 400に乗れて、身近に操縦士の操作を見学することができました。この機種はセスナ機並みの大きさで、もちろん機内もとても狭いですが、10分だけの飛行なので、狭さは全く気にしませんでした。操縦室と客室間はドアなど一切設置していないので、前方景色や操縦士の操作は本当に目の前に見えます。まるでプライベートジェットのようでした。
スリランカ航空のお得な予約策
今回筆者が実践した、スリランカ航空の格安チケットの取得方法とは、公式HPを避けて、Surprice (サプライス)とスカイチケットSkyTicket.jpで割引クーポンを使った予約法です。前者(サプライズ)は不定期に最大3,000~5,000円の割引コードを配布し、後者(スカイチケット)は常時に一律2,000円オフのクーポンを配布しております。ぜひ活用してください。(←左記文中のリンクから飛びますよ)
【LifeIsTravelS.com編集長 Kaito 】