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呼ばれた人しか行くことが出来ない、その島は大神島。宮古島から日帰りで行ける離島中の離島である。ご縁があり、今回は呼ばれたので、その神様の住む島を紹介する。
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訪問の経緯は、数年前に地図でこの島の存在や言い伝えを知り、すごく興味が湧き、かねてから訪問したい島の一つであった。天候に左右されたり、所用に流されたり、予定が合わないなど、どこかで繋がっていないと行かれない島であり、それがご縁で、いわゆる神さまに呼ばれるかどうかなのだと思っている。
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宮古島に行く前の計画段階で、漠然としながらも心の中で島を浮かべ、神様に叶えば行かせて欲しい、尋ねたいと祈った。滞在していた宮古島では前日まで強風の影響で、島往来のフェリーが欠航するなど、不穏な天気であったが、出航当日の朝には風が収まり、好運にもいくことができた。
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■大神島はどんな島?
位置としては宮古島から約4㎞と近く、池間島から見えるくらい。島周辺は遠浅の海に囲まれており、宮古ブルーならぬ、大神ブルーが広がっている。面積は約0.24㎢の小さな島で、人口約20人程度、猫は約60匹、島の平均年齢は75歳だと言われている。
島全体がパワースポットであり、島内には外部の方が立ち入れない御嶽が多数点在した聖域がある。
大神島はいわば、宮古諸島全体を裏で守っている強い神の島とのこと。宮古島列島を守る神様のここが元祖と言われている。
伝承から受け継がれる歴史、神秘的な風習や伝説などから、宮古島地元の方も敬意の念から、あまり赴かない島だと聞く。
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■どうやって行くの?
大神海運が運行するスマヌかりゆす号で、船便のみで行くことができる。
宮古島北部の島尻漁港から大神島への定期船便が毎日出てるので、それに乗って、片道15分、運賃は往復大人670円、子供350円。往復券を買えば帰り便は券を提示せずに来た船に乗船できる。
公式ホームページ
https://o-gamijima.com/sub4.php
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■島の概要
島はおむすび型で、中央に道がある。
山の頂上の遠見台に続くこの道は島の最高峰に登るためのルートで、島の中心にあり、その中腹の左右を村落の民家がある。
島の東側は多目的スペースとトイレ、
西側は砂浜ビーチとなる。外来の方はこのルートしか巡ることができず、至ってシンプルである。
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■大神島の看板犬ユリ
愛嬌がよく、フェリーの音に反応して、往来のたびに走って来る人行く人を送迎してくれるよ。今回はフェリーが島に近づく手前からワンワンと鳴き声が聞こえ、走り回って歓迎してくれた。
島の情報にも彼女のことが書かれてあったから興味あったけど、まさかフェリーが接近する手前から一番で迎えに来てくれたのね^ ^
神のお使いのようで、尻尾をふりふりして最後に降りる人まで待っていてくれた。
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■島で守って欲しいこと
レジャーや観光の島ではないことを念頭に、騒がない、常識外れのことをしない、
島内の自然を大切にする、何も持ち帰らないこと。持ち帰るのはゴミと思い出だけ。
ルートやマップで示されたところ以外は立ち入らないこと。
畏敬の念を持って、島を感じてください。
これらを守れば、歓迎されますよ。
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■島の言い伝え
海賊、秘祭、奇岩、伝承など、
島には色々な言い伝えがある。
明確に分かっていることは神様は島の開発を望んでいないというメッセージ。
島一周計画で取りやめになった西側の工事中断をした箇所。なによりの神様からのメッセージだと思っている。
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■スイジ貝
沖縄離島によくあるけど、シーサーより、
スイジ貝を玄関や軒先に置いてる。
魔除けの一つで、死者の魂が間違って家に入ってこないようにする意味や、貝の形が水や火にも似てることから、その災いからも守ってもらうことから。
シーサーもないわけではなく、沖縄本島より、離島はスイジ貝を優先的に魔除けのアイテムに持ってくるように感じる。
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■島に上陸したときの気分
ふわふわとかパワー感じたとか、はたまた頭痛や動悸とか、訪島前にそれなりに行かれた方の感想などを見させてもらい、皆さんは感じ方は様々。
自分はどちらかと言うとなにも感じなかった。そよ風が吹き、過ごしやすい心地よい島風に触れたと思う程度。特筆するほどでもなく、平常でした^_^
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■島の雰囲気
時が止まったかのように、静かで島時間だけがゆっくりと流れていた。雑音など、喧騒な生活音もなければ、車の音もない。聞こえてくるのは波の音と小鳥のさえずりだけ。そして心地よい島風が通っていく。
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■島の人たち
人口約20人の高齢者が住んでいる。
全員とお会いしたわけではないが、
遠見台に向かう途中に散歩中のおばあちゃんとおじいちゃんにお会いして、軽く会釈したけど、とても気さくに微笑んでくれ、優しそうな方々だった。島の村落にむやみに立ち入るのはいるのは遠慮しましょう。
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■観光スポットはある?
島にあるのは自然のみで、目立った観光スポットはない。来島者はマップで記されたいるところのみ立ち入りできる。島半周ほどを散策し、巨岩を観賞したり、遠見台で宮古列島全体を見晴らしたりなど、遠浅の海ではシュノーケリングのみとなる。
干潮の時に、ノッチの岩がより明確に姿を現すので、海に降りて近くで撮影できる。
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■島を訪れての感想
予定として組んでいた前日までは台風9号の影響もあり、強風や大雨、波浪のシケにより、フェリーが欠航したりして、行くのは難しいだろうと心配していた。
予定当日になり、だいぶ天候も落ち着き、大神海運に電話したところ、本日は出航予定とのことなので、急いで港に向かった。
昨日まで白波が立ち、強風だった天候は収まり、海面も穏やかで、スイスイと出航でした。午後になり晴天や晴れ間も出て、宮古ブルーならぬ、大神ブルーを見ることができ、宮古島を見渡すことができたほどだ。
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数々の言い伝えが残るこの大神島はその神秘さの要素がより島の魅力となっている。
島が昔から守ってきた、開発を望まず、自然の中に存在する大神島が今後も今のままで変わらないことを願い、またいつか呼ばれるときを心待ちしたいと思う。
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★ポイント
ガイドなくても島内を巡れるが、
余裕があれば、島ガイドに島案内をお願いすると、島の史跡や言い伝えなどしてくれるので、より島の認識が深まるからお勧め。前日に公式の電話して予約できる。
観光目的の島ではないため、ビーチにシャワーはなく、シュノーケル楽しんだら、トイレにある蛇口の水で軽く身体を流そう。
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★次回またお呼ばれの機会があれば、試したいこと。
島は干潮時は一周できるとのことで、可能であれば次回は回ってみたい。
シュノーケルは東側の巨岩の隙間がエントリーポイントで、素晴らしい珊瑚礁があるようで、そこでシュノーケルしてみたい。
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【LifeIsTravels.com専属ライター Shin】
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