与論島の地理上は沖縄県にもっとも近いけど、行政上は奄美諸島の最南端の島となっている。
東洋の真珠とも呼ばれるこの島に3泊4日滞在してきたので、その旅レポ。
■与論島の概要
沖縄が米国から日本に返還される前まで、与論島は日本最南端の島だった。
そのことから島民の意識も沖縄寄り。
与論島はよろんとう、旧呼称はよろんじま、観光要素から、外国風に洒落を感じさせるために、ヨロン島とカタカナ表記の時期もあった。沖縄が1972年に返還される前の日本のハワイで、茶花の銀座通りは肩もぶつかり合うほど人気。
宮古島と同様にサンゴ隆起で、石灰岩でできた島で、サンゴに守られている。周囲32kmで島民5千人の奄美大島と沖縄本島の間にある鹿児島の最南端の美しいサンゴ礁の島。
■食べ物グルメ
沖縄に近し、奄美の中間でどちらの文化もあることから、ゴーヤチャンプルも鶏飯も食べられている。
■与論ブルー
心を射抜く透き通るアクアブルーの海がそこら中に!与論島やばい〜クリアなブルーで、宮古ブルーとも、慶良間ブルーに並ぶ日本の三大ブルー。海は一体何色あるんだろうと思うくらい、いろんな顔を見せてくれる。
■ギリシャのミコノス島と姉妹都市
与論が観光の一環としてミコノス島にリクエストしたらオッケーもらって、約30年前に姉妹都市に。当初は与論の建物も白一色にして、雰囲気合わせた。島内あちこちに白の建物が多いのはその名残。
プリシアリゾートもミコノス島の白とブルーをイメージして造られているね。
*今回は、プリシアリゾートではなく、与論島ビレッジに泊まったが、大変素晴らしい宿だった!宿泊レポはこちらへご覧ください。
■百合が浜はマジ天国
奄美十景の一つである。
なぜ百合が浜と呼ばれる?
潮の流れで出現する浅浜が花の百合の形に見えるからその由来と思っていたが、実は波にゆすりゆられる砂浜からだという。昔の豊穣占いのひとつで、ゆすりゆられて現れる浜の回数により、その年の豊作を占っていた。
■星の砂と太陽の砂
百合が浜では殻の異なる星と太陽をした形を見ることができるよ。
砂浜に混じっている星の砂や太陽の砂の正体は有孔虫の死骸である。
綺麗な海でしか生きられない単細胞の生物だよ。砂も生きているから海って不思議ね。
■与論島はウミガメがの宝庫
あちらこちらのビーチでウミガメの産卵跡があり、マーカーつけられている。保護し過ぎて亀ちゃんが増え過ぎて海藻やらを食べ過ぎるらしい。
確かに滞在中は何回も亀ちゃんを目撃^o^
■サザンクロスセンター
ここに来れば与論が分かるというくらい、与論にまつわる歴史や習わしを詳しく展示。入館料は400円。一階〜五階で、五階が360度の展望台で島を俯瞰できる。階ごとに与論に関するテーマ別のものを展示。
雨の日とかちょっと涼みたいときなど、ここを見てから与論を回ると色々意義が深まる。
■レトロな建物が沢山
1970年代、東洋の真珠と言われた与論島は日本の最南端であり、日本人のバカンスの地。その頃の家屋は懐かしい昭和のにおいがする。
■与論島観光ホテル
1970年代は島の立派な観光ホテルだった。外観の風化が時代を感じる。松田聖子ちゃんもお忍びでバカンスに来てたとか。
■行き方〜JAL嵐JET に搭乗
JALで羽田から沖縄へ、沖縄からRAC(琉球エアーコミューター)に乗り継いで与論へとつなぐ。帰り便は嵐をプリントした機体A350-900に搭乗。
嵐ジェットは1日1便で羽田と沖縄を往復(時期によって変わる)。
機体繰りにより計画しても必ず出会える訳ではないからラッキーだった。
JALの運航スケジュールをチェックして、”20th ARASHI THANKS JET”なら、嵐JETで運航が予定されている便だと思う。JAL公式HPで前日に発表されるよ。
嵐のIN THE SUMMERのPV撮影地もオール与論という偶然の巡り合わせ(^o^)
PVに与論の景色がたくさん出てくるから、島内で探してみて。僕はとにかく百合が浜は感動した!
■感想
自然で美しい海、喧騒のない田舎の離島を求めるならここは大正解!
高い建物や夜の娯楽もなく、煌びやかなライトもないここは至って素朴な島。
宮古島のように繁華と自然のバランスが取れていないし、那覇や石垣のように人も多くいないうえ、あるのは海のナチュラルと優しい島民だけ。与論島はこれで良いのだ。
個人的に与論の海の透き通るクリアなブルーは日本で最強クラスではないかと思う。
与論ブルーを知るまでは宮古ブルーが国内トップだったから(*´꒳`*)
【LifeIsTravels.com専属ライター Shin】
本サイトのトラベルライターです。東南アジアやリゾート地が大好きで世界を飛び回る商社マン。忙しい日々に暇を見つけては旅に出ています。多感な乙女座男子で、旅の現地のモノ、コトを中心に発信していきます。よろしくお願いします。